Recruiting Information

大学がある仙台の金融機関なども検討しましたが、やはり生まれ育った土地で就職したいという希望がありました。秋田への愛着と同時に、秋田が抱える少子高齢化などの課題についても危惧していた私は、当行の説明会に参加し、「地方創生」というキーワードに惹かれたのです。北都銀行のさまざまな取り組みから、「単に経済を回すだけではなく、秋田をもっと明るく、魅力ある県にしていきたい」という強い思いを感じ、入行を決めました。最初の配属先である横手支店では、窓口、融資、渉外と、銀行員の基礎的な業務を経験しました。その後は秋田市内の支店で法人向けの渉外を1年ほど担当し、現在のコンサルティング営業室に異動。最初の半年ほどは東京の企業に出向し、M&Aに関する専門知識を学びました。

コンサルティング営業室の事業承継担当の中でも、私は主にM&Aの分野を担当しています。後継者不在や経営者の高齢化などを理由として、第3者に会社を譲渡するためのサポートを行います。近年、事業承継のニーズは高まってきており、M&Aに関してもさまざまなお問い合わせをいただきます。我が子のように愛情を持って育ててきた自分の会社を、他社に譲渡するということは、並大抵の決断ではありません。事業としてのマッチングだけではなく、経営者同士の相性も非常に重要です。私は仲人として二社の間を取り持ち、両者にとって悔いのない、前向きなM&Aをサポートできるよう努めています。長い時間をかけて譲渡が完了し、経営者の方に「これで肩の荷が下りました。ありがとうございます」と言っていただけたときが一番の喜びです。