酒類を担保としたABL(動産担保融資)の取組について

 株式会社北都銀行は、喜久水酒造合資会社(本社 能代市、代表:平澤 喜三郎氏)に対し、秋田県信用保証協会の「流動資産担保融資保証制度」を活用し、同社が製造する酒類(在庫)を担保として融資枠を設定いたしましたのでお知らせいたします。なお、同制度の利用で酒類を担保とするケースは秋田県内初となります。
 全国的にも動産担保融資の枠組みが広がっておりますが、本制度は、中小企業の皆様の売掛債権および在庫を担保とした融資を秋田県信用保証協会が保証する制度で、資金調達の円滑化・多様化が図られます。
 当行は、今後とも、「地域密着型金融の推進について」において定めた「不動産担保、個人保証に過度に依存しない融資の拡充」を推進し、地元企業の資金調達の支援に努めてまいります。

1. ABL(アセット・ベースト・レンディング)とは
企業が保有する債権や在庫などの動産を担保として行う融資です。

2. 本件の特徴
(1) 酒類(在庫)を担保に徴求
原酒、瓶詰め在庫を担保に融資極度枠を設定しました。
(2) 円滑な資金供給
近年、長期貯蔵酒等ラインアップも増え、酒造メーカーの在庫の回転期間(仕込みから出荷までの期間)は長期化しております。今般のABLスキームを導入することで、厳正に管理された在庫を資金調達に活用できるようになり、継続的に安定した資金調達が可能となります。
※流動資産担保融資保証制度スキーム図は別紙参照願います。

以 上


【別紙】

 〜流動資産担保融資保証制度スキーム図〜

以 上